ここは私の勝手な意見と欺瞞に満ちた内容になっております。
ご注意ください。
バーテンダーと煙草
バーテンダーになるなら煙草はやめなさい！と言うのが私の意見バーテンダーさんで煙草を吸わない人の方が遙かに少ない現在、こんな事言うと嫌われそうです。
喫煙者の言い分
意見１：タバコは、味覚をダメにすると言われているがタバコを吸ってダメになるくらいの舌しか持っていないのなら、料理人もソムリエ・バーテンダーも辞めたほうがいい。
意見２：煙草の複雑な香りをわからないなんて味覚も嗅覚もだめってことさ！
意見３：ニコチンの快楽はアルコールによって倍増される！そんな楽しみがわからないって信じられない！
もっともな意見です、私は味音痴で鼻も年中花粉症で詰まってて余り役に立っておりません！でもバーテンダーやってます。これは雑草もちゃんと生えてるんだぞーってぐらいしか言い返せません。まずは、煙草を吸わずにお酒を楽しんでいる方の立場に立ってみてください。煙草の煙が漂ってくるとせっかくの料理もお酒もみんな煙草の香りになっちゃうんですよ！特に鼻の悪い私はただでさえわからないのに・・・・煙でさっぱりです。仕事中にすわなければ問題ない？いえいえ、煙草の香りって強固なんです、吸わない人は煙草の匂いに敏感です。たとえ手を洗っても煙草の臭いは結構強固についているんですよ、バーテンダーって氷をピックで割りますよね、グラスも手で触りますよね、そこからお客様の口や鼻に入るのです。昔、尊敬するバーテンダーさんにカクテルを作ってもらったんですが煙草の香りが飲み物に移っており大変悲しかったです。でもお店でたばこ臭いから代えてくれ！って言うと「それが嫌ならうちにくるな！」って言われちゃいますよね。うーんその通りなんですよ！だから私が好きな店って少ないんですけどね。
ある程度の値段のショットバーでは製氷器のキューブアイスではなく氷屋さんから貫目氷を買って使います。冷凍庫でも業務用の製氷器でも透明な氷を作ることが困難だからです。もちろん値段は高くなってしまいますが、透明な氷は溶けにくくカクテルが水っぽくなりにくいのと見た目の美しさです。今回はこの氷の話です。氷屋さんの氷のほとんどは巨大な製氷会社から巨大な氷を買いそれを貫目に切って販売しています、一般に製氷会社が配達販売はあまりないようです。（直接買いにいけば売ってもらえるようです。）私的に良い氷とは
１．透明で中にひびや気泡がないこと。
２．周りに霜や不透明な部分がないこと。
３．ゴミが付いていないこと
４．氷がしまっていること
５．氷の目に沿って貫目に切られていること。
１は最低限満たされている必要があります。３は食品衛生上重要なことです。２・４・５は氷のロス率を下げます。満たされていないと氷を削ったり洗ったりして使用できない部分を削らないといけません、５の氷の目はアイスピックで割る場合綺麗に割れてくれないのです。１〜４は何処の氷屋さんでも可能なはずです。５だけは職人の長年の経験！未だに私も氷の目を見極めるのは困難です。で愚痴なんですが板橋区では良い氷を配送してくれるところは一カ所もありません！（うちはいい氷持って行くよ！っていう方ぜひご連絡を！）周りにゴミが付いているは使えない部分が多いわ（氷は食品で販売免許も必要！）、氷は解け解けで一晩〆ないと使えないわ！氷の目なんか全く無視です！しかも、値段が他の地域よりべらぼうに高いのです！
| 地域 |
板橋 |
新宿 |
銀座 |
東京 |
| 値段 |
４００〜４８０円 |
２８０円 |
２６０円 |
３２０円 |
| 品質 |
最悪 |
良 |
最高！ |
並 |
なんでこんなに高いかというと！どうやら販売協定が存在するらしく、４００円以下で販売してはいけません！との決まりがあるらしいのです（それって談合じゃあ？）質は悪い！値段は高い！どうなっているんだ！板橋の氷屋！でも正直値段はある程度はしょうがないかな？と思いますだって氷の需要が少ないのですから・・・あきらめて使っておりますトホホホ・・・
バーテンダーになるには？〜適正編〜
（ちなみにここでは普通より上のバーテンダーを目指している方を対象とします。）
映画カクテルでコグランは。バーテンダーとは「働く者の貴族である」といっていましたが良くも悪くも色々なことを暗示した台詞であったなと思います。「バーテンダーってカッコイイですよねーって」憧れる人が多いのですが内情は実に厳しいです。まずバーテンダーに向く方はおよそ１０人に一人。以前、当店でも人材募集をしておりましたが５人面接をして３人に断られ、１人に逃げられ、もう１人も３日で辞められてしまいました。システムとしては面接をしてバーテンダーとはこんなに大変なんだよと説明します、その後カクテルを１杯作ってセンスを見させてもらいます。その後「３日後によく考えてから電話をください、そのときに採用か不採用をお伝えします」って終わるのですが相手から大抵断れれます。（そんなに大変だとは思わなかった！）が主な理由です。まずバーテンダーになるに必要最低限の条件！
１．お酒が好きなこと（アルコールではなくお酒の味が！）
２．知識欲が旺盛なこと
３．人ときちんとしゃべることが出来ること
このうち一つ以上満たしていることが最低条件です。
（ちなみに私は１と２は満たしていました。）
後は本人の努力で無くても補えます。
例えば馬鹿でカクテルのレシピが覚えられない！知っているのは２０〜３０種ぐらい？しかなくても大丈夫です。だって私がそうなんだもん！！
