リキュールの深遠な世界
日本ではカクテルの原料と思われがちなリキュール、けれどもこれはアメリカのBAR文化なのです。アメリカはかつて禁酒法の時代があり、お酒の製造と販売が規制されました。その時、マフィアが暗躍し、密造が行われていましたが多くの密造品は粗悪な酒で、そのままで飲んでもおいしくない、そこでカクテルの文化が発展していきました。
ヨーロッパでは、アブサンがその生贄になり、その他のお酒が禁止されることはありませんでした。そのため高品質なお酒が造り続けられ、そのまま飲んでも十二分においしいのでカクテルとしてではなく、そのまま何も加えずに食後やナイトキャップにリキュール専用のグラスに注いでゆっくりと時間をかけて楽しむスタイルが一般的です。
ここでは、そのまま飲むことを中心に、カクテルにしてもソーダ割などシンプルなカクテルにて紹介していきます。
イタリアン・ビター
カンパリ/アペロール/スーズーなど
薬草系スコッチ・リキュール
ドランヴイ/アソール・ブロス など
シャルトリューズの眷属
シャルトリューズ/エギュベルラファエル/エリジール など
バーボン・リキュール
ミントジュレップ
梅酒
種子系・その他
カカオ・コーヒー・アマレット・クルミ・ドングリ
クリーム・卵
カシス・アプリコット・モモ
ブランデー・リキュール